公的な地価には何がある?

・法律等により公的機関が定期的に評価を行い、場所と価格が公表されている公的な地価は、以下の4つが代表的です。

・これらは、それぞれ目的等が異なるため、示している価格水準も異なっています。



相続税路線価とは?

・相続税路線価とは、相続税算出の際の根拠となる価格です。土地の相続時には、その都度土地を評価するのではなく、事前に決められた相続税路線価を用いて評価します。

・この相続税路線価は、路線価という名前の通り、道路ごとに価格が定められています。

・そのため、地価公示や都道府県地価調査に比べ、より細かく価格の違いを把握することができます。

・相続税路線価の水準は、一般的に市場価格(公示価格)の80%とされています。(昭和63年の閣議決定により平成4年から運営)

・また、相続税路線価は、毎年評価が行われます。

・そのため、土地の価格について、土地の時価=相続税路線価/0.8という方法で簡便的に査定している場面もよく見かけます。



固定資産税路線価とは?

・固定資産税路線価とは、固定資産税と都市計画税の算出の際の根拠となる価格です。土地を保有しているときにかかるこれらの税金は、事前に決められた固定資産税路線価を用いて評価されます。

・この固定資産税路線価も、路線価という名前の通り、道路ごとに価格が定められています。

・固定資産税路線価の水準は、一般的に市場価格(公示価格)の70%とされています。

・ただし、相続税路線価と違い、固定資産税路線価は3年に1度しか評価が行われません。

・そのため、土地の価格水準を簡便的に査定する際は、固定資産税路線価よりも、相続税路線価を用いる方が一般的です。



地価公示と都道府県地価調査とは?

地価公示・地価調査とはで解説の通り、適正な価格水準を表しています。

・課税のためなど特殊な目的はないため、一般的な土地の価格水準を把握する際には、最も適しています。

・ただし、路線価のように道路ごとに価格が示される訳ではないため、地価公示や地価調査で評価が行われている地点と、地価水準を知りたい地点が一致することは稀です。

・そのため、「近隣の地価公示等の価格」×「知りたい地点の相続税路線価」/「地価公示等の地点の相続税路線価」で価格水準を査定する場面もよく見かけます。





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